Calendar

2014年07月
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

comments

trackbacks

Links

« 先人のピストンピンプーラー | メイン | レストア計画・状況と展望 »

自作ピストンピンプーラー投入!

NEC_0460.JPG
↑ついに完成!ホームセンターで買ったL型クランプと、木材(中空パイプ状)、
そして「フェルト付アジャスター」(要はただのネジ)で作られた、
ピストンピンプーラーだっ!(正確に言えば、ピストンピンプッシャー?)
受け側を木材にした理由は、まず加工がしやすいのと、
ピストンを痛めないだろうという配慮から。
また、押し込む側の”ネジ”はゴム材に瞬着でつけているため、
L型クランプとしての機能を損ねていないところがポイント。
実は受け側の木製パイプは接着していない(できなかった)。
でも押し付けて使う道具だから、このままでも機能としては問題ないはず。

NEC_0461.JPG
↑使ってみる。首振り機能が邪魔で、位置をアジャストしずらく、難しい。でもこれで押し込めば、、


NEC_0462.JPG
↑取れました!懸念の左側ピストンも問題なく!
手では動かせないものでも、これならクランクシャフトに負担をかけずに
力を加える事ができる!

NEC_0463.JPG
↑状況。左側クランク。

NEC_0464.JPG
↑状況。右側クランク。


どちらもクランクケース底を覗いてみると、
奥に浅くエンジンオイル(とガソリンの混合物)がとろ〜りと溜まっている。
クランクを回すと、とろ〜りと厚みのあるオイルが上がってくる。
粘度の問題はあるかもしれないが、これは正常な状態。
クランクはこのオイルで守られていたのだ。
このRZRは走らなくなってから15年近く、外から見てサビサビのボロボロでも、
クランクケースの中だけは、この状態を保っていてくれたのだ。

ありがとう。生きていてくれて。
よく待っていてくれた。
まだ道は長いけど、ピカピカのお前と一緒に走れる日が、必ず来るから。
もう少し、待っててくれ。


NEC_0465.JPG
↑状況。左右ピストン。
吹き抜けがある程度あるようだ。シリンダーを見ると線状痕はそれほどでもないが、
クロスハッチが少なめな気がする(素人目)。
このままリングを変えただけでも問題なく走りそうな気はするが、
長い目で考えた時にはどうだろう?
ゆっくり検討します。

今回はこれで撤退。(仕事忙しいし、、)
さあ、いよいよ次はクランクケースの分解となる。
もう一度RZ本を読みまくり、頭の中でシミュレーションをしてから望もう。
焦らず、確実に。

プライベーターに時間はたっぷりあるのだから。