自作ピストンピンプーラー投入!
↑ついに完成!ホームセンターで買ったL型クランプと、木材(中空パイプ状)、
そして「フェルト付アジャスター」(要はただのネジ)で作られた、
ピストンピンプーラーだっ!(正確に言えば、ピストンピンプッシャー?)
受け側を木材にした理由は、まず加工がしやすいのと、
ピストンを痛めないだろうという配慮から。
また、押し込む側の”ネジ”はゴム材に瞬着でつけているため、
L型クランプとしての機能を損ねていないところがポイント。
実は受け側の木製パイプは接着していない(できなかった)。
でも押し付けて使う道具だから、このままでも機能としては問題ないはず。
↑使ってみる。首振り機能が邪魔で、位置をアジャストしずらく、難しい。でもこれで押し込めば、、
↑取れました!懸念の左側ピストンも問題なく!
手では動かせないものでも、これならクランクシャフトに負担をかけずに
力を加える事ができる!
どちらもクランクケース底を覗いてみると、
奥に浅くエンジンオイル(とガソリンの混合物)がとろ〜りと溜まっている。
クランクを回すと、とろ〜りと厚みのあるオイルが上がってくる。
粘度の問題はあるかもしれないが、これは正常な状態。
クランクはこのオイルで守られていたのだ。
このRZRは走らなくなってから15年近く、外から見てサビサビのボロボロでも、
クランクケースの中だけは、この状態を保っていてくれたのだ。
ありがとう。生きていてくれて。
よく待っていてくれた。
まだ道は長いけど、ピカピカのお前と一緒に走れる日が、必ず来るから。
もう少し、待っててくれ。
↑状況。左右ピストン。
吹き抜けがある程度あるようだ。シリンダーを見ると線状痕はそれほどでもないが、
クロスハッチが少なめな気がする(素人目)。
このままリングを変えただけでも問題なく走りそうな気はするが、
長い目で考えた時にはどうだろう?
ゆっくり検討します。
今回はこれで撤退。(仕事忙しいし、、)
さあ、いよいよ次はクランクケースの分解となる。
もう一度RZ本を読みまくり、頭の中でシミュレーションをしてから望もう。
焦らず、確実に。
プライベーターに時間はたっぷりあるのだから。